SHISHI


FREEDOM(フリーダム)に続く毛シリーズです。どうも毛を取り入れようとすると、履けるのかどうかを問われる靴になりがちになってしまいます。
ただ、今回は肌を見せるセクシーさと覆いかぶせるという反発な部分とを組み合わせて程よく作成してみました。
実はこのSHISHI(シシ)、もともとは人の横顔を靴にしたかったという想いがありましたが、気合を入れて本当の横顔にしてしまうと、なかなか履けなくなってしまうだろうなと考え、自分の中でどの辺りを靴らしく残していくかという点でとても迷った靴でもあります。
アッパー革については自分の中でこだわっていた革であり、もう少しこの革の良さを引き出せる使い方をしたいという再挑戦という意味もあり作成したミュールでもあります。
その点では再作成を行って、革の良さを出せるデザインに変えていけたと思っています。
このSHISHI(シシ)はドイツの靴屋さんやオランダ靴博物館での展示が決まりましたが、生産時にも色々頭をかかえた靴でもあります。
アッパー素材は、靴を作成する際に染色、型押しをするところから始めます。
生産時には型押しの金型が壊れ、革を作成することができないという事態に遭遇し、一時は冷や汗をかきましたが皆さんのおかげでまた金型を作成し靴という形にすることができたという思い出深い靴にもなりました。
自分には履けないと先入観を持たれることの多いSHISHI(シシ)ですが、いつも私の髪をカットして下さるスタイリストさんのお力を借りて,履けるかも?!というまた少し違った顔になるSHISHI(シシ)にも会うことができました。
楽しんで履いてほしい、楽しませて履いてほしい、ちょっとわがままで贅沢な私の企画者としての想いが強い靴ですが、皆さん、履いて下さい。




  

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